さて、ここからはいよいよパワーポイントを使ってプレゼン資料作りをしていきます。
皆様すでに構成は決まりましたか?
すでに紙に書いてあるというあなた、すばらしいです!
早速、そのとおりにスライドを作成してみましょう。
しかし、「実は構成がよくわからない」「まだ決まっていない」「紙に書いている時間がない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
(実はそんな方が多いかも)
そこでずばり、最初にやることは「目次を作る」ことです。
最初に目次を作ると、自然と全体の流れ −構成− が把握できるというわけです。
具体的には以下の手順になります。
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それでは、パワーポイントを使って効率よく作ってみましょう!
今回は、新規イタリア料理店の事業計画プレゼン用の資料を作ってみます。 |
ステップ1 スライドの新規作成とタイトルの入力
スライドの新規作成、タイトルの入力は基礎編でもやりました。
ここでは新たにアウトラインを使う方法をご紹介します。
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(1)パワーポイントを起動します。
(2)アウトラインタブに切り替えます。 |
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(3)タイトルだけを入力して、
(4)Enterキーを押して改行すると、新規スライドが作成されます。
これを繰り返すことで、タイトルだけ入力されたスライドが簡単に出来上がります。 |
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この段階では、話す順番、内容、デザインなど気にすることはありません。
スライドが何枚になってもいいので、自分が言いたいと思っていることをどんどん入力しましょう。 |
ステップ2 スライドの順番を入れ替える
次に、話す順番を考えて、スライドを入れ替えます。 |
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(1)左図のように、タイトルの左に表示された「スライドアイコン」をドラッグします。 |
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適当な位置で離します。 |
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すると、簡単にスライドの順番が入れ替わります。 |
このような作業をくりかえして全体の流れを作ります。
不自然な流れにならないように順番を考え、ストーリーを作っていきましょう。
もし、不自然になったときには、スライドを追加したり、さらに順番を入れ替えましょう。
この作業で最も気をつけていただきたいのは、「時間」です。
時間内の収まりそうもない内容は、思い切って除いていきます。
でも、もったいないから削除はしないで!
今は必要ないと思っても、後で重要だったことに気づくかもしれません。
そこで、時間内に収まりそうもない内容は、スライドの一番後ろに移動しておきます。
こうしておけば、万一時間が余ったときや、本番で質問されたときに使えます。 |
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ここまでの完成例)
あまり重要ではないと思ったスライドは、最後尾に移動しておきましょう。 |
ステップ3 目次スライドの作成
話す順番が決まったら、最後に目次スライドを作成します。
目次スライドを作成することで、全体の流れを再確認できます。 |
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(1)スライド一覧をクリック |
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スライド一覧表示に切り替わります。
(2)表紙以外の、目次にしたいスライドを複数選択
(3)目次スライドボタンをクリック |
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目次スライドが出来ました。
※後から構成が変わった場合、再度目次スライドを作り直すことになります。
そこで、プレゼン資料が完成してから、最後に目次スライドを作成してもいいと思います。 |
いかがですか?
これで全体の構成を決めることが出来ました。
もちろん、後から少々の変更はあると思いますが、最初の段階で骨子を作っておくことが大切です。
つまり、ここでのポイントは「最初から1枚ずつ作りこまない」ということです。
特にパワーポイントを使い始めたばかりの方に多いのですが、イラストやアニメーションを入れるのがおもしろくて、1枚1枚に凝りすぎ、全体を通してみることを忘れがちです。
また、「せっかく作ったスライドをどうしても使ってみたい!」といって、本来必要のないスライドを使ってプレゼンをしてしまう場合もあります。
それでは、「何が言いたいのかわからない」プレゼンテーションになります。
凝ったデザインで作りこんだスライドも、最終的には「使わない」場合がよくあるのです。
時間の無駄をできるだけ省くためにも、とにかく最初は「全体の流れを作る」ということに意識を向けましょう。 |
ちょっとひとこと。
構成を考えるというのは、とても重要で、とても難しいことです。
知り合いのテレビの番組制作をしている方がおっしゃっていたのですが、「構成にマニュアルはない」そうです。
なぜなら、マニュアルどおりではおもしろくないから。
プレゼンも同じではないでしょうか?
私もたまに「10分のプレゼンではスライドは何枚作ればいいですか?」なんて聞かれたり、例で示したスライドと同じものを作成されてしまうことがあります。
そんなときはちょっと困ってしまいます。
構成に決まった型はないんです。
もちろん、誰かのプレゼンを参考にすることはいいと思います。
でも最終的には、考えて、考えて、自分だけのストーリーを作ってみませんか? |
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